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光輝 青二鋼 黒打ち

三枚合わせ - 軟鉄地金 黒打ち 青二鋼 / 青二鋼 / 炭素鋼

光輝(橋本光輝)は、今後注目の鍛冶です。2025年に自身のブランドを立ち上げる以前、土佐打刃物塾「鍛冶屋創生塾」で講師を務めており、独立したばかりの新人としては類を見ないほど深い技術的基盤を持っています。指導には包丁の機能への徹底した理解が不可欠であり、その確かな基礎はこの青二鋼黒打ちシリーズに明確に表れています。初の独立作品として、一般的な期待を大きく上回る出来栄えです。

構造は軟鉄で青二鋼(青紙スーパーではなく青二鋼)の芯材を挟んだ伝統的な三枚合わせで、手入れが必要であることを隠していません。軟鉄の地金も反応性の高い芯材も、錆を防ぐためには定期的なケアが必要です。しかし、それこそが味わい深い黒打ち仕上げと、青二鋼ならではの鋭い切れ味を得るための代償です。峰から刃先にかけての鍛造によるテーパーは見事に施されており、短めの刃渡りは軽快で応答性が高く、精密なコントロールを容易にします。

この価格帯としては、ジオメトリ(刃体形状)は実に素晴らしいものです。刃元の厚みが最小限に抑えられているため食材への食い込みが良く、鎬筋が低く設定されているおかげで、短いストロークでも確実に食材離れが発揮されます。刃先から少し進んだだけで、切り身がスッと剥がれるように離れていくのです。一方で、サツマイモやニンジンなどの硬く密度の高い野菜に対しては、その特性上の限界も正直に現れます。狭い刃幅により平からの角度が急になるため、硬い素材を押し切る際に楔のように挟まりやすくなるのです。しかし、日常的な柔らかい食材の下ごしらえにおいては、同等またはそれ以上の価格帯にある他の土佐製黒打ち包丁と比較しても、明らかに優れた切れ味を発揮します。

鍛造炭素鋼包丁への入門を探す愛好家の方にも、確かな技術と物語性のある贈り物をお探しの方にも、光輝シリーズは迷わずおすすめできる一本です。

Pros

  • 優れたパフォーマンス
  • 手頃な価格
  • 刃元が薄い

Cons

  • 錆びやすい

Best For

  • 愛好家
  • ギフト購入者
Construction
三枚合わせ - 軟鉄地金
Surface Finish
黒打ち
Steel
青二鋼 / 青二鋼 / 炭素鋼

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